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人の呼び方
2012/08/20
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日本人は、自分と相手との関係によって話し方を変えるという言語習慣を持っています。その典型的例が人の呼び方です。日本の社会において人の名前を呼ぶときには、相手が日本人でなくとも日本の習慣を見習って、名前の後に敬称をつけるよう心がけた方よいでしょう。

1)日本人の名前

 日本人の名前は、苗字+名前という構成になっています。

例: 山田 + 太郎

苗字とは家族の名であり、名前とは親が個人個人に付けてくれた名です。

2)敬称の種類と使い方

人を呼ぶときに使う敬称は、①ちゃん、②くん、③さんの3種類が一般ですが、使い方には、次のようなルールがあります。

①      「ちゃん」の使い方

 小学校低学年までの女の子や小学校入学前の男の子の名前につけて使われます。「ちゃん」は、可愛いらしい子供という響きがあります。

例:(女の子) 花子ちゃん

(男の子)太郎ちゃん

②      「くん」の使い方

自分より年下の男性に対し使います。通常女性には使いません。

③      「さん」の使い方

学校を卒業し社会人になった大人やあまり親しくない人、目上の人、年上の人などを呼ぶ場合に、男女を問わず使われます。この「さん」は、苗字に使われるのが一般的です。

④      「呼び捨て」の使い方

日本人は家族以外の人を呼ぶ場合でも、自分と同等の社会的地位の人や、親しい友人を呼ぶときに苗字だけで敬称を付けてない呼び方をすることがあります。この敬称を付けない呼び方を「呼び捨て」と言います。技能実習生は使わないほうがよいでしょう。

⑤      家族間の呼び方

家族の間で、親が子供を呼ぶときは、名前を呼び捨てにするのが一般的です。子供が親を呼ぶときは、「お父さん」、「お母さん」です。

⑥ 会社の中の呼び方

会社や企業の中といった仕事の世界では、一般的に目上目下の区別なく、また男女の差なく、苗字に「さん」を付けて用いられています。

ただ、職業上の地位を示す肩書きのある人を呼ぶ場合は、肩書きだけを呼ぶ習慣もあります。例えば、社長、部長、工場長、課長などと肩書きを呼び、苗字を呼ばないことも少なくありません。

以上のように日本の社会では、常に自分と相手の関係を意識して言葉を使い分けているので大変複雑です。使い方を間違えると失礼になりますので、まだ覚えない実習生は日本人を呼ぶ場合は、どんな場合でも「苗字+さん」という使い方をすると良いでしょう。

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